VPO with Daniel Barenboim at Wiener Konzerthaus

15/11/2015(Wien)
ハインツ ・フィッシャー大統領による短い演説の後、パリに向けて黙祷が捧げられました。今日のダニエル・バレンボイム&ウィーン・フィルによる交響曲第9番は、この世で見た最も美しく哀しい変ニ長調でした。マーラー自身が「死にたえるように閉じる」と言ったように、フラットを帯びた終楽章(ニ長調から変ニ長調に転化)は、ゆっくりと消えゆく温もりに手を当てるような30分で、何度も嗚咽がこみ上げました。バッハの音楽が神の福音であるならば、マーラーの交響曲は宇宙の摂理なのでしょう。この涙が憎しみを消す一滴となりますように。

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Flute Recital at Wien

14/11/2015(Wien)
ウィーン19区役所にて高橋詩織さんのフルートリサイタル。〈時代を超えたダンス〉は彼女だからこそ構成できた知的なプログラム。在りのままの自分(was man ist)に満足する表現者は、芸術の担い手にはなれません。パリの悲劇にも思うことですが、混沌を極めた狂気が渦巻く時代に必要とされるのは、真の芸術です。芸術は敢然と抵抗しつつ生き抜く道を示すことができるからです。「私の使命は殉教の中にではなく、静寂の中にあって証することにある」と言ったトーマス・マンの作家としての信念に、私は深く打たれています。

 
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Heiligenstadter Dämmerung

14/11/2015(Wien)
夜明けのハイリゲンシュタットを歩きました。 憎しみはこの世紀に必要なものではありません。パリの悲劇が二度と繰り返されませんように。

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Rehearsal for Concerts at Wien

13/11/2015(Wien)
明日はウィーン19区役所のフェストザールでフルートリサイタル、月曜日はカイザーザール(KLAVIEgalerie内)で室内楽コンサート。マルクスのサポートと練習環境がなかったら、このウィーンでの大きな山を乗り越えることはできません。明朝は楽聖の声を聞きに、ハイリゲンシュタットまで散歩しようと思います。

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Rehearsal for Flute Recital at Wien

12/11/2015(Wien)
15時間眠り続けたので、体力を幾らかチャージできました。今日からはウィーン19区役所のコンサート会場でリハーサル。土曜日のフルートリサイタルは <Tanz durch die Zeit>。J.S.バッハのソナタに始まり、バンジャマン・ゴダールやエミール・クロンケの擬バロック的な組曲、セシル・シャミナードやジュール・モケの華麗な小品、そしてピアソラやソーラン節に至る「時代を超えたダンス」がプログラムになっており、室内楽奏者として腕の見せどころが満載。しかし大変。

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Budapest - Wien

11/11/2015(Budapest)
15年にわたり乗り続けてきた路線。同じところに立つと多くのことが変わったように感じますが、変わったのは目に見えるものではなく、私たち自身なのだということを歳月は教えてくれます。本当に成し遂げたいことは何なのか、そろそろ見極める時期が来たようです。

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A magyarok istenére. Esküszünk, Esküszünk, hogy rabok tovább. Nem leszünk!

10/11/2015(Budapest)
久しぶりにブダの丘。漁夫の砦にいると、「立て、マジャール人」と言ったペテーフィ・シャーンドルの国民歌が耳の中でこだましますが、これは今の日本人に耳を傾けてほしい詩の一節。会食予定だった大使が急なご公務のため、お世話になっている大使館職員の方々にお招きいただきました。

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Guest Performance at Liszt Ferenc Academy of Music, Budapest

9/11/2015(Budapest)
リスト音楽院のソリストディプロマコース(今年度唯一の合格者)に在籍している菅原望君の、ブダペストで初めてのリサイタルが実現しました。10年前に私もデビューした同じホールで、盛大な観客の拍手に迎えられて、一晩を立派に務めた彼のことを心から誇りに思います。2台ピアノではブラームスの『ハイドンの主題による変奏曲』、連弾ではラヴェルの『マ・メール・ロワ』を賛助出演。日本国大使館の小菅淳一大使も駆けつけて下さり、花束を添えていただきました。このような日が来るとは夢にも思っていなかったので、人生の大きなプレゼントになりました。

.09 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Rehearsal at Liszt Ferenc Academy of Music, Budapest

8/11/2015(Budapest)
夜はリスト音楽院小ホールでリハーサル。2005年にリサイタルをした時は(社会主義時代に塗り潰された)コンクリートの灰色ばかりが印象的でしたが、2年前の改装で創立当時の彩りを取り戻し、ハンガリー独特のアールヌーヴォーが美しい。小ホールの名前もショルティテレムと命名され、音楽院の入口にはショルティ・ジョルジュ(サー・ゲオルク・ショルティ)の像も立ちました。世紀末のラビリンスに迷い込んだような不思議な錯覚を覚えるのは、私だけでしょうか。来春も音楽院でマスタークラスを開講します。

.08 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Zene nélkül nincs élet, engem is ez éltet.

8/11/2015(Budapest)
黄金の秋が終わろうとしています。

.08 2015 海外漫遊 comment(-) trackback(-)

Practing at Nádor Terem, Budapest

7/11/2015(Budapest)
英雄広場から程近く、盲人研究所にナードルテレムがあります。日々コンサートが催されているので、何度か訪ねるチャンスはあったのですが、このハンガリーの美の粋ともいえる空間に入ったのは初めて。年季の入ったスタインウェイがすばらしく、練習していて全身が洗われるようです。

.07 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Practicing at Fészek Művészklub, Budapest (2)

6/11/2015(Budapest)
午後の〈芸術家の巣〉ではゴブリンテレムを使わせていただき、例のスタインウェイを久しぶりに弾きましたが、19世紀末から継承された音がまだ生きているのは驚くべきこと。往年のピアニストが奏でたであろう音の感触を、この楽器もしっかり記憶しているようです。以下は昨年保存した朝練の続編です。私にもリストの霊が宿りますように。
http://youtu.be/4FRMtrMN1I8

.06 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Practicing at Fészek Művészklub, Budapest (1)

6/11/2015(Budapest)
1901年創業〈芸術家の巣〉。午前中はケーラーテレムで練習させていただき、すばらしい音色のベーゼンドルファーを堪能しました。アンティークのピアノが教えてくれる音を訪ねて、毎回ヨーロッパに足を運んでいるようなもの。練習の時はいつもカメラを回していますが、昨年初めて来た時にここのスタインウェイが気に入って、朝練1セットをYouTubeに保存したくらいです。
http://youtu.be/_te2raXHFSg

.06 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Budapest 0°C

5/11/2015(Budapest)
夜霧が薄っすら立ちこめるブダペスト。ツィンバロンの奏でに乗った悲歌がどこからともなく聞こえてきそうです。

  
.05 2015 海外漫遊 comment(-) trackback(-)

Fright to Europe

5/11/2015(東京)
「これでいよいよ出掛けられる。貴君、うれしいじゃないか」とは『第一阿房列車』(内田百閒)の台詞。まだ家人とのスイス&イタリア旅行が温度をほのかに保っていますが、そんな夏の名残は次の闘争へと駆り立てます。新しい眼を求めよというプルーストの教えに背中を押されて、今回も与えられた機会に感謝。

.05 2015 時々休息 comment(-) trackback(-)

Masterclass for Special Class at Tokyo

4/11/2015(東京)
明日から2週間の滞欧なので、今日は福岡発の国際便を羽田でトランジット扱いにして、浜松町ベヒシュタインサロンで夜遅くまで特別レッスン。それから一時帰宅して、荷造りに励んでいます。"The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes." (Marcel Proust)

.04 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Jury of Piano Competition at Omuta, Fukuoka

3/11/2015(大牟田)
今日はありあけジュニアピアノコンクール(Aコース本選)の審査を務めさせていただきました。長い歴史を誇る名コンクール。近隣の町は度々訪ねていますが、実は初めての大牟田だったので、限定缶バッチ・おむタン(大牟田文化会館マスコットキャラクター)に色めきだったり、名物の大牟田ラーメンに舌鼓を打ったり、審査でご一緒だった岡田敦子先生のワルシャワレポートに考えさせられたり、充実した一日を過ごすことができました。明日帰京、明後日渡欧です。

.03 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Open Masterclass at Fukuoka

2/11/2015(福岡)
札幌から福岡に飛び、三上由佳先生の教室主催で3回目の公開レッスンでした。今回は小さな学年の方が多く受講されましたが、年齢を問わず実践できる拍感の操作やペダリングをメインに伝えて、短時間で曲想を鮮やかに作り直してみました。シェイクスピアのような古典をよく読んで、様々な情景が音楽上のシーンとリンクできるようになることを希望します。今回も遠路からお越し下さった聴講の皆様に御礼申し上げます。

.02 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Hokkaido Nikikai Golden Concert at Sapporo

1/11/2015(札幌)
北海道二期会でリサイタルやコンサートの伴奏を務めさせていただくようになり、3回目のゴールデンコンサート出演。三部理事長のご指導に触れるたび、「音楽とは何か」「歌うこととは何か」という根元的な命題に光を当てていただき、ボーカルスコアは書き込みでいっぱいになります。留学中は寒い中でも毎日のようにオペラ・バスチーユに並び、安い券でオペラに身を委ねてきました。忘れかけていた青春時代が走馬灯のように思い出されて、心の炎が立ち上がりました。すばらしい5名の共演者に恵まれた今日のステージに感謝。

.01 2015 日々音楽 comment(-) trackback(-)
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第2回ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクール(ハンガリー・ヴァーツ)のレポートを執筆しました。
 

2017年の新譜CD《インヴェンションへのオマージュ》(キングインターナショナル)です。
 

インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

〈今月の1曲〉シューマン『飛翔』の練習課題を執筆しました。
 

特集「コンクール奮闘記」にて執筆しました。また、インタビュー記事や多摩で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「“聴く”ってなあに?」にて執筆しました。また、台湾で開催された「CELIVIANO Grand Hybrid」のレポート記事も掲載されています。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017の出演について、また京都で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「今どき!電子ピアノ事情」にて執筆しました。
 

特集「はじめての先生に教えたい!コンクール活用術」にて、ピアニストのプログラム構成法について執筆しました。
 

「ピアニストが語る2017年春夏のスケジュール」にて執筆しました。
 

新譜CD《そして鐘は鳴る》について、インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

特集「フィギュアスケートを彩るクラシック」にて執筆しました。また、ベストドレッサー賞の授賞式における演奏についてレポート取材が掲載されています。
 

金沢での「CASIO Music Baton」についてレポート取材が掲載されています。
 

2016年の新譜CD《そして鐘は鳴る》(キングインターナショナル)です。
 

初執筆のエッセイ本《赤松林太郎 虹のように》(道和書院)です。
 

表紙&巻頭インタビューが6頁にわたり掲載されています。
 

導入期のペダリングについて執筆しました。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016の出演についてレポート取材が掲載されています。
 

特集「私のピアノ黎明期」にて、幼少時代(写真付)のことを執筆しました。
 

飯田有抄さんにモデルレッスン生を務めていただき、対談形式でレッスンの様子が6頁にわたり掲載されています。
 

誌上講座にてシューマン作品の指導法「ポエジーこそがシューマンの魅力であり演奏の難しさでもある」を執筆しました。
 

2014年の新譜CD《ピアソラの天使》(キングインターナショナル)です。
 

「きものMyStyle」拡大版で掲載されています。


2014年の新譜CD《ふたりのドメニコ》(キングインターナショナル)です。
 

「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第4回が掲載されています。エッセイと共に、冬のコレクションをお楽しみ下さい。


「レッスン密着レポ」で5頁特集されています。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第3回が掲載されています。エッセイと共に、秋のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第2回が掲載されています。エッセイと共に、夏のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」という連載ページが始まりました。エッセイと併せて、私のきものコレクションそお楽しみ下さい。


男のきもの特集で「おしゃれ達人の『男』の着こなし」として1頁取り上げていただきました。


2010年の新譜CD《My dear Hungary!!》です。


等伯没後400年の2010年、彼の代表作『松林図屏風』に寄せたエッセイが「別冊太陽」(平凡社)で掲載されました。


別冊付録「プチ・モス」の表紙になりました。


メジャーデビュー公演前に、インタビューを全面記事で掲載していただきました。