【レポート】赤松林太郎徹底講座シリーズ バロック・シンフォニア編|ピティナ川口キューポラステーション

ピティナ川口キューポラステーション(代表・鈴木慶子先生)&ピティナ越谷北ステーション(代表・吉村節子先生)&ピティナさいたまプリムローズステーション(代表・湯本早百合先生)の共催による公開講座の実施レポートです。計3回にわたるシンフォニア講座が始まりました。引き続きよろしくお願いいたします。
http://branch.piano.or.jp/kawaguchi-cupola/column/2016/06/13_010481.html
.13 2016 お知らせ comment(-) trackback(-)

Masterclass for Special Class at Sapporo

11-12/6/2016(札幌)
リサイタル明けの2日間は終日でレッスン(札幌特別クラス)だったので、気を抜くことができず、ランニングハイに近いような体感。来月の滞在中はコンサートに加えて洗足学園音楽大学の説明会&出張レッスンも入るので、ますますタイトなスケジュールですが、それでも札幌に来れば元気になります。

.12 2016 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Piano Recital at Sapporo

10/6/2016(札幌)
リサイタル終演。北海道はレナード・バーンスタインの縁が深い土地で、北海道から音楽の世界に飛び立った一人として、このコンサートホールで演奏できることをいつも誇りに思います。クララ・シューマン国際ピアノコンクール入賞から16年経ってようやく、シューマンを中心にしたプログラムを組みましたが、「何よりもすばらしいのは、音楽が伝えることのできる感情の種類は無限だということである。言葉で表現できない深い感情までも、音楽は明確に示してくれる」というバーンスタインの言葉が大きな支えになりました。10月9日(日)に福岡県で久しぶりにシューマンのピアノ協奏曲を演奏するので、しばらく詩的世界での毎日が続きます。ご来場下さった皆様に心より御礼申し上げます。

.10 2016 日々音楽 comment(-) trackback(-)

TMSO with Kazushi Ono at Tokyo Bunka Kaikan

8/6/2016(東京)
イアン・ボストリッジを追っていると、必ずブリテンの名演に立ち会う幸運を得ます。最後の音が聞こえなくなった後も大ホールが静寂で微動だにしなかった『戦争レクイエム』(1月15日@すみだトリフォニーホール)から束の間、今回の『イリュミナシオン』では、歌い上げられたアルチュール・ランボーの短い人生が白昼夢のように、しかし確かな熱さを伴って感じられました。ランボーはフランスが生んだ天才詩人です。普仏戦争とパリ・コミューンで揺れるフランスに彗星のごとく現れ、燃え尽きるように生きた激動の半生と彼の文体は、あらゆる詩人に衝撃を与えました。アンリ・ド・レニエもそうした一人で、そのレニエの詩情に和音を乗せたドビュッシーは、印象派の名に相応しい色彩感で『雲』を描きました。今日の東京都交響楽団はまるでフランスの管弦楽団が響かせるような発音で、彩度の変化を鮮やかに描き出しました。主音を抜くことで得られる和声の浮遊は、スクリャービンのキーワードでもありました。重力の世界での浮遊を実践したドビュッシーに対し、スクリャービンは大気圏を突き抜けて宇宙空間に達しようと試みたのですが、あれほど太陽の引力に魅せられた作曲家は他に見当たりません。迫り来る熱のうちにすべてが溶けてしまうという妄想に取り憑かれたまま、まもなく自らの肉体が夢と共に燃え尽きてしまいました。スクリャービンは神秘和音と複合リズムという翼を得たイカロスでした。私たち日本人にとっての『法悦の詩』はむしろ「まさに刀を腹へ突き立てた瞬間、日輪は瞼の裏にかくやくと昇った」という三島由紀夫の一行に凝縮されるでしょうが、宇宙を初めて有人飛行したガガーリンがその後どうなったかを思い返す時、この交響曲で鳴り響くサウンドは、同時に警鐘のようにも聞こえてくるのです。今宵のマエストロ大野和士によるプログラミングは、陰影に富んだ物語だったという以上に、熱狂が持つネガティブな余韻で色濃く織り上げられたドラマで、人間の内側を覆う闇をもって夜の帳が下ろされました。
http://www.tmso.or.jp/j/topics/detail.php?id=1016

 
.08 2016 諸藝雑記 comment(-) trackback(-)

Hilary Hahn & Cory Smythe at Tokyo Bunka Kaikan

7/6/2016(東京)
銀幕の向こうから出てきたかのような、女優の佇まいを持つヒラリー・ハーン。彼女がヴァイオリンを構える立ち姿は、ベラスケスの描いた王女マルガリータがそのまま大人になったような趣があります。それ故に、彼女の演奏だけはコンサートホールの正面席で聴くようにしています。奇をてらうようなボーイングを見せるわけでも、独特のこぶしを入れるわけでもなく、むしろ健康的な拍感と大きなフレージングによる堅実なアプローチで聴かせるタイプですが、彼女の佇まいがそのまま音となって現れてくるので、やはり特別なヴァイオリ二ストです。聞き慣れたバッハのフーガでさえ、今この瞬間に生まれたばかりの雛鳥のような初々しさを見せます。堅牢な中にしなやかさを宿すのが、ハーンの最大の魅力。また、彼女のコンサートでは必ず新しい音楽(作品)との出会いがあります。新しいレパートリーを求めて現代の様々な作曲家に新作を委嘱しているので、毎回のコンサートが過去と未来のクロスオーバーとして響きます。旅する彼女のヴァイオリンケースを追いかけると、まだ見知らぬ世界を訪ねることができるのです。
http://hilaryhahn.com / https://twitter.com/violincase

 
.07 2016 諸藝雑記 comment(-) trackback(-)

Gidon Kremer & Lucas Debargue at Suntory Hall

6/6/2016(東京)
政治的なものに脚色されていない芸術的価値として真っ向から提示する。ギドン・クレーメルの姿勢は、10年前にアムステルダムで聴いた時から何も変わっていません。彼がショスタコーヴィチをめぐる作曲家やバルト3国を中心としたポスト・モダニズムの音楽家を紹介することで、私たちはその政治的ニュアンスを超えた「時代そのもの」を聞いてきたと言えるでしょう。ロストロポーヴィチが亡くなった時、同じ建物に住んでいたメズー・ラースロー先生(バルトーク弦楽四重奏団チェロ奏者)が「大きな星が去った」と知らせに来たのを思い出します。ブーレーズやアーノンクールもこの世を去りました。アルゲリッチは75歳になり、クレーメルも来年で70歳を迎えます。時代に立ち向かうことで「時代そのもの」になった彼らの生き様は、まさに最後の巨星というのに相応しく、演奏の素晴らしさをはるかに凌駕する感動にとらわれるばかり。そして付け加えるべきはピアニストを務めたルカ・ドゥバルグの件で、彼は昨年のチャイコフスキー国際コンクール入賞で有名になった異色の経歴からは想像もできないくらい、伝統的な奏法に立脚した正統派の天才です。テクスチャの読み込みは熟練した指揮者のごとく、20代半ばにして往年の巨匠たちの解釈を我が血肉としているようです。ピアニストの系譜に眩しいばかりの新星が誕生しました。

.06 2016 諸藝雑記 comment(-) trackback(-)

Open Seminar & Concert at Tokyo

6/6/2016(東京)
「耳で踏みなさい」と言われることの多いペダリングですが、フランス・クリダ先生の超絶技巧(指で16分音符が弾けるのなら、足でも16分音符をすべて踏み分けなさい!)に触れて以来、ペダリングについても自分なりのフォームやメソードを考えるようになりました。楽譜に書かれている記号には限界があります。ピアニストにとっては当たり前のことでも、理論的なことを感覚的なものとして落とし込むペダリングを言語化することは難しく、教育の現場ではあまり上手に伝達されていないように見受けられます。今月はペダリング講座が多いので、そのような解釈(理論)→表現(技術)の橋渡しができるよう努めます。今日の会場は練馬区光が丘の素晴らしいホールで、スタインウェイのフルコンサートサイズを使うことでペダリングの効果も大きく発揮され、なんとも贅沢な企画になりました。主催のピティナ練馬光が丘ステーション(代表・鎌田裕子先生)には大変お世話になりました。このIMAホールでは来年3月9日(木)にリサイタルをさせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

.06 2016 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Masterclass at Kofu

5/6/2016(甲府)
昨日は愛知県下、そして今日は甲府の内藤楽器で特別レッスンでした。昨年は5月に急病で倒れたため、キャンセルした仕事も多く、とりわけ甲府の方々からは会うたびにご心配をいただいています。今年度は昨年とは比べ物にならないほど忙しくしていますが、心身共に健康が守られており、何よりも家人のサポートに感謝するばかりです。また皆様から頂戴しているご支援に心から御礼申し上げます。明日の午前中は光が丘(練馬区)のIMAホールでペダリング講座&ミニコンサートです。

.05 2016 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Open Seminar at Toyama

3/6/2016(富山)
昨日より開進堂楽器のお世話になり、PTNA富山支部主催の特別レッスンがありました。そして本日は楽器センター富山にて、50名を超える満席のインヴェンション講座。終了後は剱岳の登山口(馬場島)までエクスカーション、剱岳の雄姿を眼前に弁当と缶ビールという心憎い演出に感極まりました。昨晩富山で飲んだ悪友は今頃北アルプスの何処かを歩いているのを思うと、私も革靴を脱ぎ捨てて、この青空に向かいたいものです。

 
.03 2016 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Maurice Bourgue, Keisuke Wakao and his friends at Kioi Hall

1/6/2016(東京)
モーリス・ブルグ&若尾圭介、そして各楽器の名手たちが加わった至高の室内楽。夢のような時間でした。かつては私もパリで室内楽の仕事を一手に引き受けており、名教授たちのレッスンに出入りして、同じような時間を過ごしていたはずですが、楽譜と生活自体に追われていた当時はそのような環境を楽しむ余裕がありませんでした。それでもフランス6人組が常に傍らにいて、ジャン・コクトーの言葉に導かれ、リード楽器の音色に乗ったエスプリと共にあったエトランジェ(異邦人)の一人だったことは確かです。帰られるものなら帰りたい、永遠の青春がパリにあります。彼らの演奏(時代と作曲家と奏者の完全なる調和)を聴きながら、何よりも羨ましく、ロジャー・シャタックの「自分の影を見失うまいとして、身体を捩じったまま歩く子供のように、サティはとくに大切な過去はいつも手の届くところに置いておいた」という言葉が反芻されました。
http://www.kioi-hall.or.jp/20160601k1900.html

.01 2016 諸藝雑記 comment(-) trackback(-)
 HOME 

[ SEARCH ]


[ TWITTER ]

[ AMAZON.CO.JP ]


第2回ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクール(ハンガリー・ヴァーツ)のレポートを執筆しました。
 

2017年の新譜CD《インヴェンションへのオマージュ》(キングインターナショナル)です。
 

インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

〈今月の1曲〉シューマン『飛翔』の練習課題を執筆しました。
 

特集「コンクール奮闘記」にて執筆しました。また、インタビュー記事や多摩で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「“聴く”ってなあに?」にて執筆しました。また、台湾で開催された「CELIVIANO Grand Hybrid」のレポート記事も掲載されています。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017の出演について、また京都で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「今どき!電子ピアノ事情」にて執筆しました。
 

特集「はじめての先生に教えたい!コンクール活用術」にて、ピアニストのプログラム構成法について執筆しました。
 

「ピアニストが語る2017年春夏のスケジュール」にて執筆しました。
 

新譜CD《そして鐘は鳴る》について、インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

特集「フィギュアスケートを彩るクラシック」にて執筆しました。また、ベストドレッサー賞の授賞式における演奏についてレポート取材が掲載されています。
 

金沢での「CASIO Music Baton」についてレポート取材が掲載されています。
 

2016年の新譜CD《そして鐘は鳴る》(キングインターナショナル)です。
 

初執筆のエッセイ本《赤松林太郎 虹のように》(道和書院)です。
 

表紙&巻頭インタビューが6頁にわたり掲載されています。
 

導入期のペダリングについて執筆しました。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016の出演についてレポート取材が掲載されています。
 

特集「私のピアノ黎明期」にて、幼少時代(写真付)のことを執筆しました。
 

飯田有抄さんにモデルレッスン生を務めていただき、対談形式でレッスンの様子が6頁にわたり掲載されています。
 

誌上講座にてシューマン作品の指導法「ポエジーこそがシューマンの魅力であり演奏の難しさでもある」を執筆しました。
 

2014年の新譜CD《ピアソラの天使》(キングインターナショナル)です。
 

「きものMyStyle」拡大版で掲載されています。


2014年の新譜CD《ふたりのドメニコ》(キングインターナショナル)です。
 

「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第4回が掲載されています。エッセイと共に、冬のコレクションをお楽しみ下さい。


「レッスン密着レポ」で5頁特集されています。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第3回が掲載されています。エッセイと共に、秋のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第2回が掲載されています。エッセイと共に、夏のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」という連載ページが始まりました。エッセイと併せて、私のきものコレクションそお楽しみ下さい。


男のきもの特集で「おしゃれ達人の『男』の着こなし」として1頁取り上げていただきました。


2010年の新譜CD《My dear Hungary!!》です。


等伯没後400年の2010年、彼の代表作『松林図屏風』に寄せたエッセイが「別冊太陽」(平凡社)で掲載されました。


別冊付録「プチ・モス」の表紙になりました。


メジャーデビュー公演前に、インタビューを全面記事で掲載していただきました。