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The scent of history

2019年5月6日(Firenze, Italia)


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 フィレンツェの至るところで絵画の修復作業を見かけます。その意味でもこの街にルネッサンスを実感するわけですが、今日は帰路のサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で、2012年に修復されたフレスコ画を観てきました。鮮やかな色彩で甦った小さな聖具室はキリストの物語で全方位が覆われており、その作者がマリオット・ディ・ナルドであるのも感動。
 香気に誘われてさらに奥の部屋に行くと、窓越しに現れたのは緑の回廊。今はすっかり褪せてしまったパオロ・ウッチェロ作《ノアの洪水》(テッラ・ヴェルデという緑土から作った緑の顔料が用いられた)ですが、古の修道士たちはこの回廊にパノラマ状に広がる絵画を見ながら、薬草を作っていたのでしょう。
 買い物はもちろんですが、店内のひとつひとつに目が留まって、後ろ髪を引かれる思いでフィレンツェを後にしました。玄関口の階段で30年ぶりに知人と会ったこともフィレンツェならでは!

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