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San Francesco d’Assisi: Patronus of Franz Liszt

3/12/2018(Roma)
トラステヴェレ地区の外れにあるサン・フランチェスコ・ア・リーパ教会。豪奢ではない建物や広場に立つ十字架の様子からも、フランシスコ会の教会であることが察せられます。フランシスコ会の設立者アッシジの聖フランチェスコを称えて、フランツ・リストは《伝説》の第1曲で彼の奇跡を描きました。アッシジの聖フランチェスコはリストの守護聖人なので、作曲に対する想いは並々ならぬものだったはずです。ローマに移住したリストは僧籍(ただし下級聖職位なので典礼を司る資格がなく、結婚や恋愛は自由)に入り、このようにキリスト教を題材にした作品を多く残しました。興味深いことにリストが楽譜に残した長い標題(St François d'Assise: la prédication aux oiseaux)はフランス語でした。それ故に「聖フランシス」(日本のカトリック界でもこの呼称が一般的)なのですが、これは ①アッシジの聖フランチェスコが南仏プロヴァンスに強い嗜好を持っていたことへのオマージュ、②リストがある作品や人物へのオマージュを示す時はきまってフランス語を用いたこと、が背景に考えられます。もっともこの教会で見逃せないのはベルニーニの晩年作《福女ルドヴィカ・アルベルトーニ像》で、73歳という年齢が生み出した奇跡的な法悦。

 
 
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.03 2018 諸藝雑記 comment(-) trackback(-)

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特集「コンクール奮闘記」にて執筆しました。また、インタビュー記事や多摩で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

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