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【演奏&解説】J.S.バッハ:おお主なる神、われを憐れみたまえ BWV.721

演奏のヒントピティナ・ピアノ曲事典に掲載)


 クラヴィーア(独 Clavier)はラテン語のclavisから派生した言葉で、バロック時代のドイツでは鍵盤楽器の総称として用いられました。教育的作品としての《インヴェンションとシンフォニア》や《平均律クラヴィーア曲集》では、チェンバロで弾くのが相応しい曲ばかりではなく、ベーブング奏法によるビブラートが可能なクラヴィコードで弾くことでより表現力が得られる曲、あるいは頭の中でオルガンの響きが鳴っているような曲もあります。現代のピアノが持つ表現力の豊かさでバロック作品の魅力に迫ることは、ピアノを弾く一つの喜びでもあります。
 BWV.721はヨハン・ゼバスチャン・バッハの若い頃の作品とされている27のコラールの1曲。オルガンのための作品ですが、ピアノで弾いてもオリジナルの美しさを損ねることはありません。レガート・ペダルを十分に用いて、オルガンの響きをイメージした演奏を心がけましょう。


【参考リンク】
鈴木雅明氏(自宅における同曲の演奏)
 https://twitter.com/MSuzukiBCJ/status/1246737065678524416?s=20


J.S.Bach [1685-1750]: "Erbarm' Dich Mein, O Herre Got", BWV.721
pf. Rintaro Akamatsu

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