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Workshop in Sakai, Osaka (Sonatine Album vol.3)

2019年9月24日(堺)


 3回シリーズのソナチネ講座では、学習者にとって〈ソナチネアルバム〉でしか触れることのない作曲家を取り上げ、その人となりや生きた時代がどのように作品に反映されているかを考えています。同じソナチネアルバムに収録されていても、バロック期のイタリアに生まれたムツィオ・クレメンティ(1752-1832)と「フルートのベートーヴェン」と称されたフリードリヒ・クーラウ(1786-1832)では作風がまったく異なります。ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812)は「ソナチネの作曲家」という枠では収まりきれない壮絶な生涯を送った音楽家で、その人生/作品からはフランスの動乱期が一望できます。
 「初版及び初期楽譜に基づく校訂版」(校訂:今井顕)はそれまでの〈ソナチネアルバム〉で親しんできたアーティキュレーションやデュナーミクと一線を画しており、使用を躊躇ったり、使い方が分からないという声が多く聞かれますが、それはバッハやショパンにも言えることで、楽譜に書かれていない向こう側を探求することが楽しみでもあります。ヤマハ堺店ではいち早く3回シリーズが終了しました。以前に収録したクーラウの《協奏的三重奏曲》を掲載しますので、ソナチネ以外の本格的な作品に触れる機会となれば幸いです。

Kuhlau: Grand Trio for Piano and 2 Flutes (or violincello) Op.119
[1mov.] https://youtu.be/OGcH0m0Kve8
[2mov.] https://youtu.be/hbljmUstCCU
[3mov.] https://youtu.be/IY0JmXd3q1s

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