Pilatus (2,119 m) in Switzerland

25/8/2017(Kriens)
Luzern - Alpnachstad by boat
キリストの処刑を宣告したローマ総督ポンティウス・ピラトの亡霊がたどり着き、誰かが山に登ろうとすると嵐を起こしたという伝説から、中世までは登山が禁止されていたピラトゥス。ルツェルンから船で1時間強、ピラトゥス南麓の街アルプナッハシュタートに着きました。氷河によって削られた絶壁は、自然が作り出した芸術作品。

 
 
 

Climbing by Pilatus Bahn, the world's steepest cogwheel railway
アルプナッハシュタートからは世界一の急勾配(48°)を昇るアプト式鉄道に乗りました。スイスで3番目に古い1889年創業の鉄道は、30分にわたり勾配率480%を保ちながら走るわけなので、眼下の景色が遠くなるほどスリリングで、3,000m級のアルプス連峰が同じ目線に現れてきます。耳を澄ますと斜面からカウベルの音が聞こえてきて、この険しい地でさえ人間にとっての恵みであることを教えられます。ピラトゥス山頂まであと一息。

 
 
 
 

ピラトゥス・クルムからは徒歩で登り、エーゼル峰の山頂に立つと360°のパノラマが広がります。フィアワルトシュテッター湖の後景としてベルナーオーバーラントの峰々が聳え立ち、そのアルプスの銀峰からは谷を渡る風に乗って崩れ落ちる氷河の音がここまで聞こえてきそう。眺望絶佳。眼下に広がる緑色の絨毯は、森を開拓して、氷河が置いていった石を取り除き、畜産するために育ててきたアルプ(牧草地)です。絶壁に立つシャレーにこもり、バターやチーズ作りを生業にしてきた牧人を想うと、厳しい自然と折り合いをつけながら生きてきたスイス人の勤勉さや知恵、逞しさやユーモアの所在が見えてきます。

 
 
 
 
関連記事
.25 2017 海外漫遊 comment(-) trackback(-)

[ SEARCH ]


[ TWITTER ]

[ AMAZON.CO.JP ]


第2回ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクール(ハンガリー・ヴァーツ)のレポートを執筆しました。
 

2017年の新譜CD《インヴェンションへのオマージュ》(キングインターナショナル)です。
 

インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

〈今月の1曲〉シューマン『飛翔』の練習課題を執筆しました。
 

特集「コンクール奮闘記」にて執筆しました。また、インタビュー記事や多摩で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「“聴く”ってなあに?」にて執筆しました。また、台湾で開催された「CELIVIANO Grand Hybrid」のレポート記事も掲載されています。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017の出演について、また京都で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「今どき!電子ピアノ事情」にて執筆しました。
 

特集「はじめての先生に教えたい!コンクール活用術」にて、ピアニストのプログラム構成法について執筆しました。
 

「ピアニストが語る2017年春夏のスケジュール」にて執筆しました。
 

新譜CD《そして鐘は鳴る》について、インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

特集「フィギュアスケートを彩るクラシック」にて執筆しました。また、ベストドレッサー賞の授賞式における演奏についてレポート取材が掲載されています。
 

金沢での「CASIO Music Baton」についてレポート取材が掲載されています。
 

2016年の新譜CD《そして鐘は鳴る》(キングインターナショナル)です。
 

初執筆のエッセイ本《赤松林太郎 虹のように》(道和書院)です。
 

表紙&巻頭インタビューが6頁にわたり掲載されています。
 

導入期のペダリングについて執筆しました。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016の出演についてレポート取材が掲載されています。
 

特集「私のピアノ黎明期」にて、幼少時代(写真付)のことを執筆しました。
 

飯田有抄さんにモデルレッスン生を務めていただき、対談形式でレッスンの様子が6頁にわたり掲載されています。
 

誌上講座にてシューマン作品の指導法「ポエジーこそがシューマンの魅力であり演奏の難しさでもある」を執筆しました。
 

2014年の新譜CD《ピアソラの天使》(キングインターナショナル)です。
 

「きものMyStyle」拡大版で掲載されています。


2014年の新譜CD《ふたりのドメニコ》(キングインターナショナル)です。
 

「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第4回が掲載されています。エッセイと共に、冬のコレクションをお楽しみ下さい。


「レッスン密着レポ」で5頁特集されています。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第3回が掲載されています。エッセイと共に、秋のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第2回が掲載されています。エッセイと共に、夏のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」という連載ページが始まりました。エッセイと併せて、私のきものコレクションそお楽しみ下さい。


男のきもの特集で「おしゃれ達人の『男』の着こなし」として1頁取り上げていただきました。


2010年の新譜CD《My dear Hungary!!》です。


等伯没後400年の2010年、彼の代表作『松林図屏風』に寄せたエッセイが「別冊太陽」(平凡社)で掲載されました。


別冊付録「プチ・モス」の表紙になりました。


メジャーデビュー公演前に、インタビューを全面記事で掲載していただきました。