14/9/2017(富山)富山での《バッハのいろは》は全2回終了。バッハについて語るというのは並大抵のことではなく、宗教音楽家でも音楽学者でもない私がレクチャーできることは、あくまでバッハ解釈の導入までです。これはバッハに限りませんが、長きにわたり多くの研究と演奏が続けられ、優れた論文や録音物が星の数ほど残されています。そのような中で私たちはほんの一部の真理を知り得ているにすぎません。物事を面白可笑しく話すことは容易ですが、真理を探し求めることは謙虚な態度でしか得られません。今日もセミナー後は東京への帰路を急ぎ、大学の図書館で資料との睨めっこ。毎月のように出版される本に目を通すだけでも大変です。明日は東京で久しぶりの平均律講座。
- 関連記事
-