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New Album [TAILORED] Release Tour in Nagasaki

22/9/2018(長崎)
初めての長崎公演は二刀流。ベヒシュタインのB-190とカシオのCELVIANO GH-500を使い、たっぷり演奏を聴いていただきました。モシュコフスキの編曲によるヘンデルのアリアがすばらしく、『ゴルドベルク変奏曲』のアリア主題と並べると悠久の宙が思い描かれました。ベヒシュタインにはショパンもいいですが、やはりリストとの相性が抜群で、ジプシーの嘆きの歌からたたみ掛けるような連打とオクターブの嵐まで自由自在。近代から今日に至り、バーンスタインや渋谷慶一郎の作品は名機CELVIANOにて。弾いている中で展開されたストーリーによる計11曲の即興プログラム。ふらっと♭2480に感謝。

 
 
 
.22 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Recording Concert for PTNA Piano Encyclopedia in Tokyo

21/9/2018(東京)
ピティナ・ピアノ曲事典の公開録音コンサート200回記念に、ブルグミュラーの《25の練習曲》と《18の練習曲》を演奏しました。通奏すると80分弱に及ぶ小さな大作。ピアノ学習者は誰もが知っている曲ばかりですが、作曲者自身について語られることはなく、リサイタルに取り上げられることもない不思議な作品集。それでいて耳にすると懐かしさがこみ上げてくる、ピアノを愛する皆の共通の思い出。今日は多くの子供さんもお越しくださいました。このように演奏する機会をいただき、心からよかったと思います。

.21 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Piano course at SGCM

20-21/9/2018(川崎)
美しい雨の庭、ヴァイオリンの音色は単調な物悲しさ。一雨ごとに秋の足音が近づき、やがて通り過ぎていきます。

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Workshop (Bach: Invention vol.3) in Funabashi, Chiba

20/9/2018(船橋)
プラルトリラーは上から(上方掛留音を伴って)入れるのか、あるいはその音から入れるのかというような短絡的な決着によるものではなく、平行5度を避ける大原則に従う中で、装飾の開始音を入れるタイミングやスピードを一々操作するものです。現代の楽器と異なりピリオド楽器は個体差が著しいため、使用する楽器が異なるたびに奏法を対応させなければならず、頭で考えるというよりは、耳でとらえて即興的に行うものです。大変に高度な脊椎反射ということになり、まさに再現芸術の美徳であり本質です。バッハにまつわる講座をこの3年間で100回ほど開催してきましたが、演奏家が暗黙の了解としてやっている仕事について、このような形で話ができるようになったことがとてもうれしいです。船橋でもインヴェンション全曲講座が終わりました。

.20 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Workshop (Bach: WTC vol.8) in Tokyo

19/9/2018(東京)
スタインウェイのフルコンサートグランドピアノに慣れている私たちが、バロック時代の楽器が持つミクロな強弱のニュアンスやアーティキュレーションに触れる時、均質な音と大きな音量を得た現代の楽器は、一方で多様な色彩とデリカシーを失っていることに気づくはずです。先日までワルシャワで開催されていたショパン国際ピリオド楽器コンクールにおいて、多くの方が耳で得られた情報を文章にされているのを拝見しながら、「時代を生き延びるための変化が、必ずしも『改良』と同義とは限らない」というバルトルド・クイケンの言葉に共感しました。ここからが私たちの仕事になります。現代が抱える諸問題を一つずつ検証して、技術的に反映させていく術を考えていかなければなりません。講座で申し上げたとおり、和声記号や形式を解き明かすだけのアナリーゼは単なる自己満足にすぎず、そのような資料は私たちに真理の一端をも明かしてくれません。バロック音楽にかぎらず音楽は最終的には耳に依るものですから、やはり音を奏でる思考と技術を追求する以外にないように思います。東京での平均律講座はヘ長調(第1巻第11番)にたどり着きました。

.19 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Workshop (Bach: Invention vol.3) in Sakai, Osaka

18/9/2018(堺)
堺でもインヴェンション全曲講座が終了しました。今日はトン・コープマンの文章をいくつか朗読しましたが、あるいはニコラウス・アーノンクールやバルトルド・クイケンにせよ、演奏家の著書に触れるたび、私たちはずっと後の世界の住人で、過去の作曲家と同一になろうという試みのあまりに誇大なことに気づき、迷い、うろたえることが多くなります。他方、どの解説書を見渡しても《インヴェンション》における宗教性や修辞に触れられている文章は少なく、私自身の言葉として伝えることの怖さからはなかなか逃れられません。それでも楽譜を幾日も見返し、技術的な情報と自らの音を重ねるにつれて、少しずつ確信に変わっているのも事実です。過去の時代精神を甦らせることに何の意味があるのだろうと自問することも少なくありませんが、誰しも師に誉められるとうれしいように、私たちもよき「バッハの弟子」の一人となり、美を再創造したいと思うもの。切実ですが、学問はやはり楽しい。

.18 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Workshop (Bach: WTC vol.10) in Dazaifu, Fukuoka

13/9/2018(太宰府)
バッハが大先輩ヴェルグマイスターの理論を受け入れるにあたっては、私たちが想像する以上に壮絶な美学的葛藤を経たのだと思います。そして調性を拡大して、24の全調を用いた《平均律クラヴィール曲集第1巻》を書き上げました。巻末にはSDGのイニシャルを残し、弟子に3回通奏させたといいます。ハ長調に始まり、ハ短調、嬰ハ長調、嬰ハ短調、ニ長調、ニ短調… というように同主調で半音ずつじわじわと上がっていくさまは、神の世界への階段を一段ずつ昇っていくようで、バッハ自身の高揚感も並々ならぬものだったにちがいありません。なにせ前人未到の偉業ですから、まさにケーテンの奇蹟。私たちの全曲講座も、福岡でホ短調までたどり着きました。ようやく3合目。

.13 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Workshop (The ABC of Bach vol.2) in Fukuoka

12/9/2018(福岡)
「しかし今、環境汚染もさることながら、これほどの科学文明に占領されきった我々の脳が、果たしてバッハが思い描き音楽として再構築した世界、宇宙を感じ取ることは可能なのでしょうか」という言葉が切実に響きます。まさに今、演奏家の使命がここにあるのかもしれません。今日は下半期初めてのバッハ講座だったので、ルーチンではない新鮮な思考で伝えることができたように思います。バッハに「いろは」を尋ねながら道を進めていく連載コーナーも、まもなく始まる予定です。

 
.12 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Masterclass in Nishinomiya, Hyogo

11/9/2018(西宮)
駅前から続く堤に生い茂る草花が、季節の移り変わりを教えてくれます。四季ごとに草刈りが入ると、丸刈りしたばかりの中学生のような初々しさと共に、わが家が駅から丸見えになる恥ずかしさもあります。狂った暑さは秋虫の訪れと共に終息。ほっとした安心感と時差ぼけから、体のキレはいまひとつですが、下半期もよい景色や文章に触れていきたいです。今日は新響楽器西宮北口オーパス店でマスタークラス。これからはほぼ各月の開講になります。

.11 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Workshop (20th-century classical music) in Takasaki, Gunma & Public Masterclass in Saitama

10/9/2018(さいたま)
時差ぼけを満喫しながらだらだらと読書に耽った3連休を終え、ワーカホリックと思われる日常が戻ってきました。午前はヤマハ高崎店における〈四期〉シリーズ最終回。20世紀音楽では、とりわけ絵画と音楽の関連について触れました。美術館では名画の前に立つことで満足するのではなく、作家の出自や交友関係、作品の背景、画材、筆致、色の混ぜ方、全体の構成、描かれている対象が象徴(直喩、暗喩、引用、カモフラージュ等)するものも含めて、気づきながら絵を観ることを勧めます。20世紀の諸芸術はあまりに多様ですが、いつも丁寧に歴史と美学を遡ることで、知が生み出した才を自分自身の心の眼でとらえ、解釈することが可能になります。音楽は失われた時代を響かせ、甦らせることができる、すばらしいものです。私たちと同じ楽器を使っていたからこそ、より鮮やかに、より生々しく、より肉感的に、彼らの生きていた時代を表してみたいもの。夕刻からは和幸楽器大宮店で公開レッスン。こちらは一言でいえば、心技体のスパーリング。

.10 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Recital at Hamarikyu Asahi Hall, Tokyo

6/9/2018(東京)
ソロでは初めての浜離宮朝日ホールですが、カーネギーホールと並ぶ世界で最も響きの美しいホールの一つでリサイタルを開催できたことは、私の音楽人生でとても幸せな瞬間でした。10月に東京文化会館でもリサイタルがあるため、私のような小器のピアニストには大変なことも多かったのですが、《バッハ×ピアソラ》をなんとか成し遂げられて、最後はステージから降りるのが寂しく感じられたほどです。もっと上手くなりたいと思い、試行に試行を重ねて、意識を介さなくても指が自律できるまで弾き込み、千万の解釈に挑んでいるつもりなのですが、ステージでは奇跡的にうまくいったり、満足できるものではなかったりの連続。これが永遠に続くのかと気が遠くなるばかりですが、ステージに立たない人生も考えられず、毎回自らに無理難題を課してはドンキホーテのようにふるまっています。台風や地震が次々に襲いかかり、ピアノを弾いている場合ではないのかもしれませんが、続けられるまでは続けさせていただきたいと思っています。主催してくださった一般社団法人全日本ピアノ指導者協会、コンサートのたびに足をお運びくださる皆様に心から御礼申し上げます。

 
 
 
.06 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Piano course at SGCM

4-6/9/2018(川崎)
つまずいたり、ぶつかったり、迷ったり。そんな人生模様を今日のミッフィーちゃんから教わりました。帰国日から大学の下半期がスタートしており、これからリサイタル会場に向かいます。

.06 2018 日々音楽 comment(-) trackback(-)

Romantic day in Copenhagen

1/9/2018(Copenhagen)
イギリスでポンド、スイスでフラン、デンマークでクローネ。ユーロが誕生した2002年以前の旅行をしているような感覚ですが、最後の目的地はおとぎの国の首都コペンハーゲン。デンマーク語で正しくはKøbenhavnなので、クヴンハヴンと発音するようにします。アンデルセンを生んだデンマークの世界幸福度は今年度もトップ3に入っており、明るくてユーモアに溢れ、遊び心と活気に満ちた街中を一日中歩きながら、この街で紡がれている多くの物語に想いを馳せました。

.01 2018 海外漫遊 comment(-) trackback(-)

Danish traditional food "Smørrebrød"

1/9/2018(Copenhagen)
メルヒェンの街・コペンハーゲン。伝統料理スモーブローで名高い老舗「スロッツケラン・ホス・ギッテ・キック」で、オールボー・タッフェル・アクアビットを楽しんでいます。つまりデンマーク産ジャガイモ焼酎!
http://slotskaelderen.dk

 
.01 2018 海外漫遊 comment(-) trackback(-)

Auf Wiedersehen, Luzern!

1/9/2018(Luzern)
連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは「日本は太平洋のスイスたれ」と言ったそうですが、スイスの歴史を紐解けば日本とスイスの間にある大きな乖離は明確で、ヨーロッパ大陸に対する位置関係が歴史において宿命的に大きな意味を持つことに気づきます。これからも旅を学び、旅から多くを学びたい。ありがとうルツェルン!

.31 2018 海外漫遊 comment(-) trackback(-)
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第2回ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクール(ハンガリー・ヴァーツ)のレポートを執筆しました。
 

2017年の新譜CD《インヴェンションへのオマージュ》(キングインターナショナル)です。
 

インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

〈今月の1曲〉シューマン『飛翔』の練習課題を執筆しました。
 

特集「コンクール奮闘記」にて執筆しました。また、インタビュー記事や多摩で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「“聴く”ってなあに?」にて執筆しました。また、台湾で開催された「CELIVIANO Grand Hybrid」のレポート記事も掲載されています。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017の出演について、また京都で開催された「CASIO Music Baton」のレポートも掲載されています。
 

特集「今どき!電子ピアノ事情」にて執筆しました。
 

特集「はじめての先生に教えたい!コンクール活用術」にて、ピアニストのプログラム構成法について執筆しました。
 

「ピアニストが語る2017年春夏のスケジュール」にて執筆しました。
 

新譜CD《そして鐘は鳴る》について、インタビューを全面記事で掲載していただきました。
 

特集「フィギュアスケートを彩るクラシック」にて執筆しました。また、ベストドレッサー賞の授賞式における演奏についてレポート取材が掲載されています。
 

金沢での「CASIO Music Baton」についてレポート取材が掲載されています。
 

2016年の新譜CD《そして鐘は鳴る》(キングインターナショナル)です。
 

初執筆のエッセイ本《赤松林太郎 虹のように》(道和書院)です。
 

表紙&巻頭インタビューが6頁にわたり掲載されています。
 

導入期のペダリングについて執筆しました。
 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016の出演についてレポート取材が掲載されています。
 

特集「私のピアノ黎明期」にて、幼少時代(写真付)のことを執筆しました。
 

飯田有抄さんにモデルレッスン生を務めていただき、対談形式でレッスンの様子が6頁にわたり掲載されています。
 

誌上講座にてシューマン作品の指導法「ポエジーこそがシューマンの魅力であり演奏の難しさでもある」を執筆しました。
 

2014年の新譜CD《ピアソラの天使》(キングインターナショナル)です。
 

「きものMyStyle」拡大版で掲載されています。


2014年の新譜CD《ふたりのドメニコ》(キングインターナショナル)です。
 

「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第4回が掲載されています。エッセイと共に、冬のコレクションをお楽しみ下さい。


「レッスン密着レポ」で5頁特集されています。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第3回が掲載されています。エッセイと共に、秋のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」第2回が掲載されています。エッセイと共に、夏のコレクションをお楽しみ下さい。


「闘うピアニスト・赤松林太郎のきもの語り」という連載ページが始まりました。エッセイと併せて、私のきものコレクションそお楽しみ下さい。


男のきもの特集で「おしゃれ達人の『男』の着こなし」として1頁取り上げていただきました。


2010年の新譜CD《My dear Hungary!!》です。


等伯没後400年の2010年、彼の代表作『松林図屏風』に寄せたエッセイが「別冊太陽」(平凡社)で掲載されました。


別冊付録「プチ・モス」の表紙になりました。


メジャーデビュー公演前に、インタビューを全面記事で掲載していただきました。